仕事や家事をしているときに、肩こりで身体がつらく感じる経験をしている方も多いのではないでしょうか。肩こりがひどいと、肩や背中、首の痛みだけでなく、吐き気やめまいなどを引き起こすことがあります。そのため、どうにかしたいと悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、ひどい肩こりの原因や対処法について解説します。肩こりの多くは、日常生活のなかにある要因で起こっている可能性があるので、肩こりにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
肩こりの原因
肩や背中などがかちかちに張っていて、まるで鉄板が入っているようだと感じてしまうほど、ひどい肩こりに悩まされている方もいるでしょう。肩こりが起こる原因の多くは、日常生活で自分自身が行っている行動が原因となっている可能性があります。
<肩こりの原因>
- 姿勢が悪い
- 運動不足
- 眼精疲労
- 低血圧・高血圧
これらの原因で、自分自身に当てはまるものがないかを確認してみましょう。
姿勢が悪い
日頃から悪い姿勢でいると、筋肉のバランスが乱れて、身体への負担が偏ってしまう可能性があります。また、姿勢が悪いことで骨格自体が歪んでしまい、肩に負担がかかってしまったり、血行が悪くなってしまったりと悪循環が生まれてしまいます。
仕事などで長時間パソコン作業をしている方や、スマホを頻繁に操作している方は、猫背やストレートネックになりやすいので注意が必要です。立っている姿勢はもちろん、座っている姿勢にも気を配り、正しい姿勢を常に意識することが大切です。
運動不足
運動する習慣がない人は、筋肉の柔軟性が低下して、血行が悪くなっている可能性もあります。血行が悪くなると、肩周辺に疲労物質や老廃物が溜まってしまうため、肩こりの症状を感じるのです。適度な運動をすることで、筋肉がポンプのような働きをしてくれるので、血行不良を防げます。
眼精疲労
パソコンやスマホの画面を長時間見ていると、目が疲れてしまい、顔から首、肩にかけて筋肉が緊張してしまいます。とくに作業に集中していると、目を酷使していることを忘れてしまうので、作業が終わった途端にどっと目の疲れを感じるでしょう。
眼精疲労を回避するためにも、デスクワーク時には、こまめに休憩をとることをおすすめします。
低血圧・高血圧
低血圧の方は、もともと血流が悪い傾向にあるため、肩こりを起こしやすいと言えます。逆に高血圧の方は、交感神経が活発に働いている傾向にあるため、筋肉が緊張状態である可能性が高いです。したがって、血圧も肩こりの発症に影響していると言えるでしょう。
ひどい肩こりの症状とは
肩こりが生じている方のなかには「肩こりの状態が日常化していて、とくに意識していない」という方もいるかもしれません。忙しい毎日を送っている方は、肩こりが慢性化してしまい「肩こりはつらいけど、いつものことだし気にしていられない」と考えるケースも多いです。
肩こりでは、以下のような症状が現れるので、自分の症状と照らし合せてみてください。
肩や背中が重い
肩こりでは、痛みというよりも重みを感じるケースが多いです。実際に触ってみると、肩や背中が張っていて、硬くなっていることがわかるでしょう。ひどい肩こりになると、首から肩、背中にかけて張りやコリを感じ、無理なストレッチをすると痛みを感じる可能性があります。
頭痛
肩こりから、頭痛が引き起こされる可能性があります。首まわりが緊張し、首から頭部にかけて筋肉が張っていると、神経が刺激されるからです。肩こりからくる頭痛では、頭全体が締め付けられるような痛みを感じます。
吐き気やめまい
筋肉が緊張している状態だと、交感神経が活発に働くため、副交感神経とのバランスが崩れてしまい、自律神経が乱れる可能性があります。自律神経が乱れると、吐き気やめまいなど、自律神経失調症と同じような症状が現れる可能性があります。
腕や手がしびれる
肩まわりの筋肉が緊張して硬くなると、その周辺の神経を圧迫する可能性があります。神経が圧迫されることで、肩からつながっている腕や手にしびれが生じます。
肩こりがひどいときの対処法
肩こりは、身体の不調としては一般的なものなので、緊急性を感じる方は少ないでしょう。そのため、肩こり解消は、自分自身でなんとかしたいと考えている方も多いです。肩こりの際に、自分自身でできる対処法を紹介していくので、ぜひ試してみてください。
ストレッチや軽い運動を行う
パソコン作業などで、長時間同じ姿勢でいることにより肩こりを感じる場合は、ストレッチなどで身体を動かすことで、症状が緩和される可能性もあります。身体を曲げ伸ばすなど、簡単なものからでかまいません。1時間に1回は席を立ち、身体を動かしましょう。
それ以外にも、ラジオ体操をしたり、動画などを参考にしてストレッチや筋トレをしたりして、毎日の運動不足を解消することをおすすめします。
肩を温める
肩を温めることで血行が促進され、肩こりの症状が緩和される可能性があります。お風呂にゆっくり浸かる、ホットタオルなどを用意して肩周辺にあてるなど、自分のやりやすい方法で行いましょう。
夏場は積極的に温める必要はありませんが、クーラーなどで肩を冷やさないよう注意してください。
目を休ませる
長時間パソコンやスマホの画面を見ていると、目が疲れてしまいます。仕事などでデスクワークをしている方は、とくに眼精疲労を引き起こしやすいのです。1時間に1回は画面から目を離し、遠くを見たり、目のまわりをほぐしたりして目を休めましょう。
目が疲れたと感じたら、ホットアイマスクなどを活用して目のまわりを温めることで、疲労回復を図りましょう。
セルフマッサージを行う
肩こりがひどい状態のときは、自分自身で行えるマッサージをするのも効果的です。肩のコリを感じている部分を直接揉みほぐしたり、脇の下や鎖骨まわりを揉みほぐしたりすると、症状が緩和する可能性があります。
ただし、セルフマッサージを行うときは、少し物足りないと思えるくらいの力を意識しましょう。「ほぐしたい」という気持ちがあると、どうしても強く揉んでしまいがちですが、強すぎる刺激は肩こりを悪化させる恐れがあります。
ひどい肩こりをセルフケアでは解消できないときは?
自分自身ではどうしても肩こりを解消できないという場合は、無理せずに医療機関や整骨院など、プロの力を利用しましょう。
医療機関を受診する
ひどい肩こりが続いている場合は、医療機関を受診し、詳しい検査を受けることをおすすめします。なんらかの病気が原因で、肩こりのような症状を引き起こしている可能性があるからです。安心するためにも、まずは医療機関で検査をして、症状に合った適切な治療を受けましょう。
整骨院での施術を受ける
肩こりの原因が病気ではなかった場合、整骨院で施術を受けることをおすすめします。整骨院には、国家資格を保有した柔道整復師が在籍しているので、痛い部分や凝っている部分に対して適切にアプローチしてくれます。
慢性的な肩こりの場合は、継続的な通院によって症状の回復を目指しましょう。それだけでなく、整骨院では、その後も肩こりに悩まされないよう、正しい姿勢や筋肉・関節の使い方も教えてくれます。
浜松市でひどい肩こりを治したいなら「みのり整骨院」へ
ひどい肩こりの方は、仕事や家事など、普段の生活のなかでも身体がつらいと感じるでしょう。今回紹介した、肩こりを緩和させる自分でできる対処法を参考に、少しでも肩こりが楽になるよう、ケアしてみてください。
一日でも早くひどい肩こりを治したい方は、無理せず「みのり整骨院」へご相談ください。浜松市にあるみのり整骨院では、肩こりをはじめ、身体全体のコリなどはもちろん、歪みの矯正にも対応しています。痛みのない施術なので、安心してご来院ください。