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肘が痛いときに考えられる原因について!肘のお悩みは【みのり整骨院】

肘 が 痛い

生活するなかで、肘や腕に痛みを感じた経験がある方は多いでしょう。一言で肘の痛みといっても、どんな痛みなのか、どういう動作で痛みが出るのかなど、症状はさまざまです。そして、肘の痛みを生む原因も、多岐にわたっています。

 

今回は、肘が痛いときに考えられる原因について、その症状と原因を照らし合わせて解説していきます。肘は、日常生活においてよく使う部位なので、痛みが出ると不安になるでしょう。早めに原因を特定して治療を始めるためにも、この記事を参考にしてみてください。

 

そもそも肘ってどうやって動いている?

普段何気なく曲げ伸ばししている肘は、肘関節についている靭帯や筋肉を使って動いています。肘だけでなく、腕全体や手のひらを動かすときにも、肘関節の動きが必要です。

 

肘の骨

肘に関わりのある骨は3本です。

 

上腕骨(じょうわんこつ)

肘から上の二の腕部分にある骨

橈骨(とうこつ)

肘から下の親指側にある骨

尺骨(しゃっこつ)

肘から下の小指側にある骨

 

 

肘の関節

肘の関節には、上腕骨・橈骨・尺骨のそれぞれの骨の端を含んだ「関節包」という膜があります。その膜の周りを靭帯で固定しています。関節包のなかには、潤滑液となる液体があり、それぞれの骨などをスムーズに動かす働きをしているのです。

 

肘の痛みの症状と考えられる原因

肘が痛むときは、その痛さや場所を確認することが大切です。なぜなら、単に肘が痛むだけでは、原因が特定しがたいからです。肘の痛みに対して考えられる原因を、いくつか紹介します。

 

<肘の痛みと考えらえる原因>

  • 肘の外側が痛い:テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
  • 肘の付け根を押すと痛い:ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
  • 肘が伸ばせない:変形性肘関節症
  • 患部を押すと痛い:ガングリオン
  • 衝撃による痛み:骨折・脱臼
  • 突然の強い痛み(5歳以下):肘内障

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

肘の外側が痛い:テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

腕の外側の肘から、手のひらにかけて痛みを感じます。布を絞る、ビンやペットボトルのふたを開けるなどの動きで、痛みが出る傾向にあります。

 

考えられる原因は「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」です。肘の外側にある筋肉を酷使し、炎症を起こすことで発症します。

 

対処法:安静が基本治療です。ステロイドの関節内注射を行うケースもあります。

 

肘の付け根を押すと痛い:ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

腕の内側の肘から、手のひらにかけて痛みを感じます。料理で鍋を振る、床に手をつくなどの動きで痛みが出る傾向にあります。

 

考えられる原因は「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)」です。肘の内側の筋肉を酷使することで、筋肉と骨の間にある腱に炎症を起こし、発症します。

 

対処法:安静が基本治療です。ステロイドの関節内注射を行うケースもあります。

 

肘が伸ばせない:変形性肘関節症

動かすと痛い、曲げ伸ばせる可動域に制限ができる、曲げた状態から突然動かなくなるなどの症状が現れます。長年スポーツをやっていたり、仕事で肘関節をよく使っていたりする方や、加齢によるもの、骨折や脱臼がきっかけとなり発症するケースなど、原因はさまざまです。

 

肘の軟骨がすり減って少なくなることで、骨と骨のクッション材としての機能が衰え、痛みを感じたり関節が変形したりします。

 

対処法:水がたまっている場合は水を抜きます。手術で骨の矯正を行うケースもあります。

 

患部を押すと痛い:ガングリオン

肘付近に膨れている瘤のようなものを押すと、痛みを感じます。この瘤は、関節包や腱鞘から発生するガングリオンという腫瘤です。腫瘤といっても癌ではないので、安心してください。

 

小さいものならそのままにしていてもかまいませんが、頻繁に当たって痛い、カバンを肘にかけて持つと違和感があるなど、日常生活に支障がある場合は治療しましょう。

 

対処法:手術によって腫瘤を切除します。

 

衝撃による痛み:骨折・脱臼

事故などで肘部分を強く打つと、骨折したり脱臼したりします。外傷とともに痛みを感じるので、他の病気と間違うことはほとんどありません。大きな事故でなくても、強く手をつくなどの動作で骨折・脱臼する可能性があります。

 

対処法:整形外科を受診して、レントゲン検査などで、肘以外の周辺部位にも骨折などがないかを調べます。その後は、医師の指示に従い、治療を進めましょう。

 

突然の強い痛み(5歳以下):肘内障

おもに、5歳以下の子どもに発症するのが肘内障です。肘がはずれたと呼ばれる症状で、腕を強く引っ張ったり、全身でぶら下がるうんていなどで遊んだりすると発症します。肘内障になると、激しい痛みや手が動かないといった症状が現れます。5歳以下の子どもの場合は、自分自身で症状を伝えるのが難しいので、保護者などがよく見てあげる必要があるでしょう。

 

一度肘内障を経験した子は、その後も繰り返す傾向にあります。しかし、小学校に上がる頃には、肘周辺の筋肉などが発達することで発症しなくなります。

 

対処法:整形外科や整骨院で整復すると、すぐに痛みが治まります。骨折などの可能性が疑われる場合は、整形外科でのレントゲン検査がおすすめです。

 

肘が痛む場合はまず整形外科へ

肘の痛みの原因にはさまざまな可能性が含まれるため、自分自身でその原因を特定することは難しいでしょう。湿布などを貼って様子を見るのも一つの方法ですが、原因をつきとめて適切な治療を行うためには、整形外科への受診が必要です。

 

治療をしたら案外すんなりと痛みがなくなったというケースもあるため、肘が痛むときは無理や我慢をせず、医療機関を受診しましょう。

 

病院を受診する目安

どんなタイミングで病院を受診したらいいのかわからないという方もいるでしょう。肘は、腰や背中、太ももなどといった部位よりも範囲が小さいので、痛みも小規模に感じてしまい「このくらいの症状で病院に行くのは大げさかも」と不安になる方も多いです。

 

病院に行くタイミングがわからない方に向けて、3つの目安を紹介します。

 

受診のタイミング

症状

すぐに受診するべき

  • 我慢できないほどの激しい痛みがある
  • 事故などで外傷を負った

翌日に受診すれば大丈夫

  • 肘が腫れている
  • 肘を動かすと痛い
  • 思い当たる原因はないが、慢性的に肘が痛む

受診するかしないかは自己判断にまかせる

  • 痛みがあったが、安静にしていたら治まった

 

状況によっては上記に当てはまらないケースもあるので、あくまで目安として覚えておきましょう。

 

慢性的な痛みの場合は整骨院もおすすめ

肘が痛むと、日常生活のなかでも、不便な思いやストレスを感じるでしょう。とくに慢性的な痛みの場合、突然劇的に良くなるわけでもなく、動かせないほど痛みが激しくなるわけでもありません。そのため「自分の肘はこんなもの」と諦めている方も多いです。

 

慢性的な肘の痛みはあるけれど、痛みのレベルが整形外科を受診するようなものではないように感じる場合は、整骨院での施術を受けることをおすすめします。整骨院では手技療法や電気療法などを使って、筋肉の緊張をゆるめ、肘だけでなく、それに関連する部位の位置や状態を調整してくれます。

 

整骨院に通うことで痛みが緩和するケースも多いので、整骨院に行ったことがない方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

肘や腕のトラブルは浜松市の「みのり整骨院」におまかせ

肘の痛みやそれに関連する腕の痛みは、日常生活をおくるうえで可動域に関する不都合だけでなく、精神的にもストレスを与える可能性があります。まずは整形外科を受診して原因を特定し、治療を行うことが大切です。慢性的な痛みの場合は、整骨院への来院もおすすめです。

 

浜松市にある「みのり整骨院」では、痛みを伴わない、患者さんに寄り添った施術を行っています。痛い部分に直接アプローチするだけでなく、体全体のバランスを整え、全身においてトラブルが起きにくくすることも可能です。肘や腕の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。