side-line

坐骨神経痛とは?原因や症状および改善法や注意点についてご紹介

坐骨神経痛 とは

腰痛やお尻の痛み、足のしびれなどを訴えて医療機関で検査をした方の中には「坐骨神経痛です」と診断された方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただシップや痛み止めを使っていても、坐骨神経痛がなかなか治らないという方が少なくありません。

こちらの記事では、坐骨神経痛とはどのような症状なのかについて解説するとともに、改善法や注意点についてもご紹介しています。腰やお尻の痛み、足のしびれなどにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

坐骨神経痛とは

はじめに、坐骨神経痛とはどのような症状を意味するのか、そもそも神経痛とは何なのか、また痛みが起こるメカニズムはどうなっているのかについて解説します。

坐骨神経痛は病名ではない

実は、坐骨神経痛は病気や病名ではありません。坐骨神経沿いに見られる痛みやしびれといった症状の総称を意味します。

坐骨神経痛を引き起こす病気としては、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症がよく知られていますが、症状全体で見た場合、それらの疾患が占める割合はそれほど多くありません。

そのため、坐骨神経痛の症状がある場合、痛み止めやシップを渡されて経過を見守るケースが多いのです。ただし、日常生活に支障をきたすような場合は注意が必要です。

神経痛について

坐骨神経痛をはじめとした「神経痛」は病名ではなく、神経沿いに見られる症状を説明した言葉です。ケガなどを負った場合、局所に痛み(疼痛)や腫れ(腫脹)、赤み(発赤)といった炎症性の兆候を認めるのが一般的です。

一方、神経痛の場合は、特定の場所に痛みや腫れ、赤みを認めることがありません。また、通常のケガの場合、痛みの場所が変わることはないのですが、神経痛の場合は痛む場所が変わることも珍しくありません。

3つのタイプの痛み

痛みは大きくわけて、以下の3つのタイプに分類されます。坐骨神経痛がなかなか治らないのは、3タイプのどれに該当するのか判別が難しいからです。

・侵害受容性疼痛
侵害受容性疼痛は、末梢神経に存在する侵害受容器が刺激されることで、痛みや熱感などが起こることを意味します。侵害受容性疼痛の代表例が、打撲や切り傷、ねんざ、火傷などいわゆる外傷です。

外傷によって損傷した細胞からプロスタグランジンやブラジキニンといった発痛物質が発生し、それによって侵害受容器が刺激され、痛みや熱感を生じるといったメカニズムになっています。

・神経障害性疼痛
神経障害性疼痛はその名のとおり、痛みの感覚を司る神経が「なんらかの原因」によって障害され、それによって神経の支配領域に痛みやしびれを生じるのが特徴です。

坐骨神経痛や帯状疱疹にともなう痛み、三叉神経痛などが神経障害性疼痛の代表例とされています。症状の特徴は、ビリビリとした痛みや刺すような痛み、熱をもったような痛みが見られる点で、間欠的痛みが出ることもあれば、常に痛みが見られるケースもあります。

坐骨神経痛がなかなか治らない理由のひとつが、「なんらかの原因」が一体何なのか、特定できるケースが少ない点にあります。

冒頭でもお話したように、ヘルニアや脊柱管狭窄症にともなって起こる坐骨神経痛は、症例全体で見るとそれほど多くありません。

また、坐骨神経痛を始めとする神経障害性疼痛に対しては、一般的な鎮痛薬が効かないといった特徴もあります。そのため、神経障害性疼痛は難治性の痛みと考えられています。

・心因性疼痛
心因性疼痛は、身体に異変が生じていないにもかかわらず、特定の場所に痛みを生じることを意味します。かつては社会的・心理的因子が心因性疼痛の原因だと考えられていました。

ただ、現在ではストレスや不安をはじめとしたさまざまな要因が複雑に絡み合った結果として、心因性疼痛を引き起こすことがわかっています。そのため、心因性疼痛も神経系の異常として捉えられるようになってきています。

坐骨神経痛は、いわゆる神経障害性疼痛に分類されているのですが、レントゲンやMRI検査をおこなっても、原因がハッキリとはわからないケースがほとんどです。

また神経障害性疼痛に対しては、一般的な鎮痛薬が効かないといった事情もあります。そのため、多くの方がなかなか治らない坐骨神経痛に悩まされているのです。

坐骨神経痛の本当の原因について

坐骨神経痛の症状はあるものの、レントゲンやMRIで検査をしても「異常なし」とされ、困っている方は多いのではないでしょうか。

坐骨神経痛と診断されてみのり整骨院に来られる方を拝見していると、いくつかの共通点があることに気がつきます。それは、坐骨神経の通り道に、深い筋緊張が見られることです。

みのり整骨院のこだわりの手技治療でそのような筋緊張を取り除くと、痛み止めを飲んでも改善しなかった坐骨神経痛が、ウソのようになくなったとおっしゃる方も少なくありません。

筋肉といった観点から見た場合、痛みのメカニズムはとてもシンプルです。筋緊張が生じると硬くなった筋肉に圧迫され、血管が収縮します。

血管が収縮して血行が悪くなった場所には、痛み物質が生じます。これがチクチクとした筋肉痛のような痛みを生じさせるのです。

通常は血液の流れによって痛み物質は体外へと排出されるのですが、筋緊張による血行不良が続いた場合、痛み物質が局所に長くとどまる結果となります。

その結果、慢性的な坐骨神経痛へと至るわけです。つまり、筋肉の緊張を改善し、血行を促進することで、坐骨神経痛の多くは改善が期待できるのです。

整形外科などの医療機関で坐骨神経痛の原因がわからないのは、骨や神経しか見ていないからです。みのり整骨院では筋肉や筋膜の緊張、および全身のバランスなどに着目し、坐骨神経痛の原因を根本から取り除いています。

坐骨神経痛がある場合の注意点

坐骨神経痛の症状が出ている場合、次のような点に注意する必要があります。

    • 患部を冷やさない
    • 長時間の座位を避ける
    • 両足にしびれがある場合はすぐに医療機関で見てもらう

それぞれについて解説します。

患部を冷やさない

坐骨神経痛の症状が出ている場合、基本的には患部を冷やさないことが重要です。患部を冷やすと血液の循環が滞り、かえって症状の回復を遅らせる結果となりかねません。

シップに含まれている消炎鎮痛剤にも、血液の循環を阻害する作用があります。どうしても痛い場合はともかく、常にシップを貼って痛みを紛らわすことは避けましょう。

仮にお風呂で温まったときに坐骨神経痛の症状が楽になるようであれば、どんどん温めるのが正解です。そのような坐骨神経痛は筋緊張によって起こっていると考えられるため、みのり整骨院の施術も効果が期待できます。

長時間の座位を避ける

坐骨神経痛の症状が出ている場合、できるだけ長時間の座位は避けましょう。同じ姿勢で長くいると、坐骨神経の通り道であるお尻の筋肉が硬くなり、症状を悪化させる恐れがあります。

デスクワークをするような場合、可能であればときおり立った姿勢で仕事をしたり、休憩を挟んで少し歩いたりするのがオススメです。

両足にしびれがある場合はすぐに医療機関で見てもらう

坐骨神経痛の症状が両足に出ている場合、重度の腰椎椎間板ヘルニアを発症している可能性があります。歩行障害や排便・排尿障害などが見られる場合、すぐに医療機関で検査してもらうようにしましょう。

まとめ

坐骨神経痛の多くは、病院で検査をしても原因不明とされます。そのような坐骨神経痛の多くが、臀部をはじめとした坐骨神経沿いの筋緊張によって起こっていると考えられます。

もしお風呂で温めたときに坐骨神経痛の症状が楽になるようであれば、静岡県浜松にあるみのり整骨院までご相談ください。

筋肉が原因の坐骨神経痛であれば、みのり整骨院のこだわりの手技治療で、改善が期待できます。坐骨神経痛は治らないと諦める前に、みのり整骨院のこだわりの手技治療をオススメします。