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あなたの腰痛はどのタイプ?腰痛について知り、整骨院で正しく治療しよう

国民病とも呼ばれている腰痛は、誰もが抱えるトラブルの1つとして知られています。一度腰痛になってしまうと、日常生活に大きな支障をきたします。腰痛に関してはさまざまな改善方法が提案されていますが、腰痛の悩みは減少していないのが現状です。

今回は、主な腰痛の3つの種類や、腰痛を未然に防ぐ方法について解説します。腰痛でお悩みの方はぜひ解決のヒントにしてみてください。

1.ぎっくり腰

ぎっくり腰は正式名称を「急性腰痛症」といいます。その正式名称からわかるように、突然腰が痛くなる症状を指します。

重いものを持ち上げたときだけではなく、後ろを振り向いた瞬間や洗面所で屈んだ瞬間など、ほんの少し姿勢を変えただけでぎっくり腰になることも少なくありません。腰に突然強い痛みを感じるぎっくり腰は、ドイツ語では「魔女の一撃」と表現されるいることからもわかるとおり、激烈な痛みをともなうことで知られているのです。強い痛みのあとは腰を動かすとあまりにも痛いため、動くことが困難な状態になります。

ぎっくり腰は「非特異的腰痛」に分類され、原因を特定しにくい腰痛です。考えられる原因としては椎間板や筋肉や骨、脊柱周りの軟骨などのトラブルなどがあります。整形外科で行われる画像検査ではその原因を究明することが難しいため、多くの場合その原因を特定することは不可能です。

ただし、「単なるぎっくり腰だから」と放置したり無理を続けたりすると、椎間板ヘルニアなどを引き起こすことがあるため注意しましょう。

2.椎間板ヘルニア

背骨の腰部の骨である腰椎には椎体と呼ばれる5本の骨と、椎体をつなぐクッションのような役割を果たす繊維輪と呼ばれる組織で包まれた椎間板という組織があります。椎間板の繊維輪が破れてクッションの中身である髄核が外に飛び出てしまうのが、椎間板ヘルニアです。

腰椎の部分で椎間板ヘルニアになると飛び出た髄核によって各神経が圧迫されて、腰痛・脚の痺れや痛み・重篤な場合は感覚が失われてしまったり、脚が動かなくなってしまったりするなどの症状を引き起こします。

椎間板ヘルニアの原因は詳しくわかっていません。今のところ主な原因として知られているのは、椎間板に強い圧力がかかることです。また、喫煙・遺伝・ストレスなどの要因も発症のきっかけになるともいわれています。

そして、もう1つの主な原因が体の老化です。椎体と椎体に挟まれた椎間板常に圧力がかかっていますので、あらゆる組織のなかでもっとも老化が進む箇所だと考えられています。そのため、体が劣化してしまうことで繊維輪が破れてしまうのです。

3.腰部脊柱管狭窄症

椎骨が連なってできたトンネル状の管のことを脊柱管といいます。そのなかは脊髄と馬尾神経がとおっています。骨やじん帯が変形して椎間板が突出し、脊柱管がせばまることで脊髄や馬尾神経が圧迫されて、腰痛や痺れなどを引き起こすのが脊柱管狭窄症です。

腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状は、「間欠跛行」と呼ばれるものです。間欠跛行とは、歩くと腰の下から脚にかけて痛んだり痺れたりして、しばらく休むとその症状が楽になるという状態を指します。このような痛みや痺れには、前屈みになることでも痛みが引けることも少なくありません。

仰向けの場合、神経の圧迫が強くなるにつれて脚の痺れが起こります。横向きの場合には、体を丸めなければ眠れなくなったりじっとしていても痺れや痛みが出たり、排尿や排便が困難になるなどの症状が起こります。

腰部脊柱管狭窄症はとくに40代以上の中高年で発症しやすい病気です。主な理由には、加齢によって椎間板や骨の変形、じん帯のゆるみなどがあげられます。

4.腰痛を防ぐために普段の生活でできること

腰痛は多くの場合、普段の生活習慣を改善することである程度予防が可能です。腰痛を起こさないためにできることには、以下のようなものがあります。

4-1.荷物を持ち上げるときは全身の力を使う

重い荷物を持ち上げるときは必ず腰を下ろし、荷物を体にしっかりと引き寄せて、脚・腕・背筋などの力を使って立ち上がりながら荷物を持ち上げるようにしましょう。この際、左右どちらかに体の重心がかたむかないように気をつけることも重要です。決して腰の力だけで荷物を持ち上げることのないように気をつけてください。

4-2.姿勢に気をつけて立つ

下腹を引き締めて背筋を伸ばしながら立ち上がることで、腰痛を防げます。日常的に肩の力を抜いて重心を意識しながらまっすぐに立ち上がることを意識しましょう。

4-3.座る姿勢に気をつける

椅子に座る際には必ず深く腰かけ、あごを引き背筋をまっすぐ上に引き上げるようにして座ることをおすすめします。座っている最中は膝や腰の角度は直角をたもつようにしましょう。

5.まとめ

今回の記事では、3つの主な腰痛と、腰痛を防ぐために普段の生活でできることについて解説してきました。腰痛になってしまう、歩行に身体的な苦痛が生じるなど、日常生活に大きな支障をきたします。普段の生活でできるだけ腰に負担をかけないように気をつけて、痛みを感じた場合には早めに対処するようにしましょう。

「みのり整骨院」ではこだわりの手技治療を行っています。気持ちいい刺激を体に与えて筋肉をリラックスさせることで、治療に高い効果を期待できるでしょう。当院では、手技治療こそが患者様それぞれの症状や状態に一番フィットする施術だと考えています。症状の改善のために通院しやすい環境も整えていますので、浜松市で腰痛でお悩みの方はぜひ「みのり整骨院」にお問い合わせください。