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リモートワークで避けられない体の痛みの対処法

リモートワーク 痛み

2020年以降、新型コロナウイルスの影響を受けて、在宅の仕事を余儀なくされた方も多いことでしょう。自宅では自分のペースで仕事ができる長所がある反面、環境の違いにより体に不調を訴える方も少なくありません。

そこで今回は、リモートワークで体の痛みや不調を感じている方に役立つセルフケアや対処法をお伝えします。どうぞ最後までご覧いただき、リモートワークで痛めてしまった体をリセットできるように役立ててください。

リモートワークはここに注意

自宅などでおこなうリモートワークは、体調管理に注意が必要です。リモートワークが理由で、体の不調や痛みを起こしやすい原因は、主に次の3つです。

  • 運動不足
  • メンタルヘルス問題
  • 目の疲れ

それぞれが体におよぼす影響を確認していきましょう。

運動不足

在宅などリモートワークで過ごす時間が多くなると、通勤がなくなるため、運動不足になりやすくなります。リモートワークをしている20〜50代男女200名を対象に実施した調査では、リモートワークと運動不足に関連する結果が出ています。なんと、7割以上の人が、リモートワークをはじめてから運動不足を感じていたそうです。

多くの人が感じる運動不足には、次のようなさまざまな体の不調を引き起こしてしまう可能性があります。

  • 消費エネルギーが少なくなり、体重増加
  • 筋肉量が低下して、姿勢バランスが崩れる
  • 血行不良で頭痛や肩こりにつながる


また、運動不足は自律神経の働きを抑制し、気分の落ち込みやストレスを感じやすくなるため、注意が必要です。

メンタルヘルス問題

リモートワークは一人の時間が多いことで、今まで味わったことのないストレスが蓄積されている可能性があります。

例を挙げると、一人の空間を長く過ごすことで感じる孤独やリモートワークで仕事とプライベートの切り替えの難しさです。孤独感や切り替えの難しさなどで感じるストレスは、やがて自律神経の乱れにつながります。自律神経の乱れは、内蔵や血液の働きを悪くしてしまい、体の痛みや不調を引き起こす大きな要因になります。

目の疲れ

長時間にわたるリモートワークでは、パソコン画面を見る時間が増えて、目の疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。目の疲れは、主に目の乾燥です。スマホやパソコンを使う人は、7割以上がドライアイといわれています。

人は通常、1分につき30回前後まばたきをしますが、パソコンのモニターやスマホ画面を見ているときは、7〜8回程度まで減少します。

ドライアイなどで感じる目の疲れは、首や肩周辺の筋肉の疲労を溜めてしまい、やがて血行不良になり、頭痛にもつながる危険があります。

リモートワークで痛みやすい箇所とは?

リモートワークで引き起こされやすい体の不調や痛みは、主に肩こりや頭痛、腰痛です。また、リモートワークを開始してから起こりやすくなった首痛もあります。それぞれの痛みの特徴などを見ていきましょう。

肩こりや首痛

以前からデスクワークによる症状で訴える人が多かった肩こりは、リモートワークが増えた今も、悩みの症状として続いています。肩こりに加えて、さらにリモートワーク移行前後でもっとも増加した症状が、首の痛みです。

リモートワークでパソコン作業が多くなると、首を前に出したり、うつむいたりする時間が多くなります。すると、首に過度の負担がかかり、首痛や肩こりを引き起こしてしまいます。

また、首が前に出て頭が重心から外れることで余計な負荷が首にかかり、ストレートネックになりやすくなるため、要注意です。

頭痛

パソコン画面の見過ぎによる眼精疲労やリモートワーク特有の肩こりや首痛は、頭痛を引き起こす大きな要因のひとつです。眼精疲労は筋肉の張りや血行不良を引き起こし、その心身のストレスから頭痛につながります。

また、首の骨の周辺には数多くの血管や神経、筋肉が存在しており、首の骨が歪むことで血流が滞って、頭痛を引き起こします。そのため、リモートワークで起こりやすい頭痛の根本的治療には、頚椎の歪みを取り除くことが必要です。

腰痛

リモートワークをはじめてから、腰痛で悩まれる人も少なくないようです。理由として挙げられるのは、椅子の座り方と椅子の選び方です。腰に負担をかける座り方を続けていると、腰痛はどんどん悪化していくため、正しい座り方を身につける必要があります。

また、自宅では机や椅子など、オフィスのように長時間デスクワークをするために適した環境とは違います。そのため、リモートワークでの作業姿勢や環境の見直しは、腰痛を起こさないためにも重要です。

リモートワークのセルフケア

リモートワークが原因で起こる体の痛みや不調は、ちょっとした工夫で緩和される場合があります。次に、リモートワークで作業する際の体の痛みへの対処法や予防をお伝えします。少しずつできることから実践していきましょう。

作業空間を整える

リモートワークで、心身ともに負担のかかりにくい作業空間を作ることは、体の痛みの解消やメンタルヘルス維持につながります。

作業空間作りで大切なのは、一番よく使う椅子や机の見直しです。とくに椅子は、高機能性のものを使い、体への負担を減らしましょう。

新しいものの準備が難しい方は、今お使いの椅子で、正しい座り方を意識しましょう。正しい座り姿勢とは、坐骨が座面に当たるように骨盤を起こしている状態をいいます。骨盤を起こして、左右の坐骨に均等に体重が乗るように意識しながら、前後左右のバランスをとることで体を安定させていきます。

その他、自宅内で作業場所と生活スペースをわけるようにして、心身ともにメリハリと休める時間を作りましょう。

ストレッチ

リモートワークは、会社のように決められた時間で休憩があるわけではありません。そのため、できるだけ小まめな休憩を挟みながらストレッチや体操を取り入れましょう。

その際、正しい座り方を意識したまま背伸びをするだけでも構いません。お腹に力を入れながら、大きく深呼吸しながら体を伸ばしましょう。大きく息を吐くことで、筋肉がゆるみます。筋肉がゆるむと血行不良が改善されるため、リラックス効果も期待できます。動かす筋肉を意識しながら、気持ちのいい範囲でストレッチをおこないいましょう。

リモートワークにオススメグッズ

手軽にリモートワークの環境を変えられる、オススメグッズがあります。運動不足に効果的なグッズは、バランスボールです。バランスボールの上に乗ることで骨盤が立ち、体幹も鍛えられるでしょう。

次に、体の痛みや不調を助けてくれるグッズを紹介します。まずは、骨盤サポートクッションです。骨盤サポートクッションは、腰への衝撃を和らげるだけではなく、クッションによっては骨盤の歪みを抑えてくれるものもあります。

その他、猫背解消のノートパソコンスタンドや目の疲れ防止にモニターライトなどもあるため、用途に合ったものを選びましょう。なお、グッズはあくまで補助的なものです。痛みや不調から体を整えるには、根本的に体をリセットさせる必要があります。

まとめ

今回は「リモートワークで避けられない体の痛みの対処法」について説明しました。一人でもできる対処法や予防法もお知らせしました。

しかし、それでもなかなか改善されない方ややり方がわからない方は、一度静岡県浜松市にある「みのり整骨院」にご相談ください。

「みのり整骨院」は、ゆっくり時間をかけてカウンセリングや検査をし、独自のメソッドであなただけの施術方法をおこないます。また、リモートワークで凝り固まった筋肉をゆるめていき、歪んでしまった体を正しい位置に戻します。20年の経験と実績がある信頼できる「みのり整骨院」で、リモートワークの痛みの根本的治療を受けてみましょう。